マイヤーリンク礼拝堂(読み)マイヤーリンクれいはいどう

世界の観光地名がわかる事典 「マイヤーリンク礼拝堂」の解説

マイヤーリンクれいはいどう【マイヤーリンク礼拝堂】

オーストリアの首都ウィーンの南30km、ウィーンの森の一角にある、カルメル派のマイヤーリンク尼僧院の中にある礼拝堂。ここは、オーストリア皇帝一族の狩猟の館として建設された建物で、1889年に皇太子別荘となっていた。この建物の中で、30歳の皇太子ルドルフと17歳の男爵夫人マリーの心中事件が起こった。この事件は、のちに映画『うたかたの恋』のモデルになったが、事件後、太子を弔うために修道院に改修された。そして、皇太子と恋人が自殺した部屋は礼拝堂になっている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android