マグヌス3世(読み)マグヌスさんせい(英語表記)Magnus III, Blinda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マグヌス3世」の意味・わかりやすい解説

マグヌス3世
マグヌスさんせい
Magnus III, Blinda

[生]1115頃
[没]1139
ノルウェー王 (在位 1130~35) 。4世とも数えられる。「盲目王」とも呼ばれる。シーグル1世 (エルサレム巡礼者王) の子。ともに王位を称したハーラル4世との争いに敗れ,目をえぐられ,片足を切り取られ,去勢されてニダロスの修道院に入った。 1136年にハーラル4世を殺害したシーグル・スレムビイがマグヌス3世を王位につけようとしたが,ハーラル4世の子シーグル2世およびインイェ王に敗れた。 1139年マグヌスは再度シーグル2世,インイェ王を攻めたが,敗死した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android