マザーボードのサイズ(読み)まざーぼーどのさいず

ASCII.jpデジタル用語辞典 「マザーボードのサイズ」の解説

マザーボードのサイズ

従来マザーボードのサイズには2種類の標準があった。1つはIBM PC/XTで採用されたマザーボードで、ベビーATサイズと呼ばれる。大きさは幅22cm、奥行き30.5cmである。もう1つはIBM PC/ATのマザーボードで、フルサイズと呼ばれる。こちらの大きさは幅30.5cm、奥行き35cmぐらいだ。ベビーATサイズとフルサイズでは、ネジ穴や拡張スロット、キーボードコネクター位置はほぼ同じである。ただ、ほとんどの場合フルサイズのマザーボードはミニタワーのケースには入らないので注意が必要だ。これら2つの標準に加えて、最近、ベビーATサイズの奥行きだけを短くしたマザーボードをよく見かけるようになってきた。これはVL-Busのコネクターがぎりぎり収まる大きさで、ほぼA4と同じサイズである。決まった呼称はないようで、ものによってサイズも微妙に違う。なお、大手メーカのPCは、ケースの小型化などで差別化を図っていることがあり、マザーボードの外形やねじ穴の位置などが標準とは違っている場合がある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android