マジェンタ染料(読み)マジェンタセンリョウ(英語表記)magenta

翻訳|magenta

とっさの日本語便利帳 「マジェンタ染料」の解説

マジェンタ染料

マジェンタ(Magenta)▼イタリア北部、ロンバルディア地方の都市。ミラノの西二三kmに位置する。イタリア統一戦争時の一八五九年六月四日、フランスサルデーニャ(ピエモンテ)同盟軍は、マジェンタでオーストリア軍を破ってミラノを占領し、同盟側の士気はおおいに盛り上がった。フランスの化学者によって「マジェンタ染料」(赤色アニリン染料)が合成されたのは、この戦いの後まもなくであったので、戦勝を記念してこの名が付けられた。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android