マックィーン

百科事典マイペディア 「マックィーン」の意味・わかりやすい解説

マックィーン

俳優。米国,インディアナ州生れ。《傷だらけ栄光》(1956年)で映画デビュー。テレビ・ドラマ《拳銃無宿》(1958年)で人気を得る。その後,黒澤明監督《七人の侍》(1954年)の翻案であるJ.スタージェス監督の《荒野の七人》(1960年)でスターとなった。目的達成のためにひたすら邁進する孤独なタフ・ガイ役を多く演じた。ほかに第2次大戦当時の脱走劇《大脱走》(1963年),P.イェーツ監督のサスペンス《ブリット》(1968年),S.ペキンパー監督《ゲッタウェイ》(1972年),脱獄囚を描く《パピヨン》(1973年),パニック映画タワーリング・インフェルノ》(1974年)などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マックィーン」の意味・わかりやすい解説

マックィーン
まっくぃーん
Steve McQueen
(1930―1980)

アメリカ映画俳優。インディアナ州インディアナポリスの不幸な家庭に生まれ、感化院からしばしば脱走、さまざまな職業についたのち舞台俳優を志した。テレビ・シリーズ『拳銃(けんじゅう)無宿』(1958~1961)で人気を得て、『荒野の七人』(1960)でアクション映画第一人者となり、タフで命知らずの役に挑戦した。代表作は『大脱走』(1963)、『シンシナティ・キッド』(1965)、『華麗なる賭(か)け』(1968)、『ゲッタウェイ』(1972)など。

[日野康一 2018年9月19日]

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