マランビジー川(読み)まらんびじーがわ(英語表記)Murrumbidgee

改訂新版 世界大百科事典 「マランビジー川」の意味・わかりやすい解説

マランビジー[川]
Murrumbidgee River

オーストラリア南東部,ニュー・サウス・ウェールズ州南部の川。スノーウィー山地大分水嶺山脈一部)に発し,西流してラクラン川などの支流を合わせ,マレー川に合流する。長さ1579km。中・下流のマランビジー灌漑地区(面積18万ha)はこの国の代表的な灌漑農業地域で,米,小麦果樹などが栽培される。1829年にスタートが調査した。名称は大きな水を意味する原住民語に由来する。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マランビジー川」の意味・わかりやすい解説

マランビジー川
まらんびじーがわ
Murrumbidgee

オーストラリア南東部、ニュー・サウス・ウェールズ州の川。スノーウィー山地に発し、西流してマリー川に合流する。長さ1579キロメートル。上流の貯水池建設による中・下流のマランビジー灌漑(かんがい)地区(面積18万ヘクタール)は、同国の代表的な灌漑地帯で、米、小麦、果樹などが栽培される。1820年発見、1829年イギリス人探検家スタートCharles Sturt(1795―1869)が調査。名称は、大きな水を意味する原住民語に由来。

[谷内 達]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マランビジー川」の意味・わかりやすい解説

マランビジー川
マランビジーがわ
Murrumbidgee River

オーストラリア,ニューサウスウェールズ州南部の大河。マレー川のおもな支流の一つで,スノーウィー山地に発し,クーマ,キャンベラ,ウォガウォガナランデラヘイを経て,ラクラン川を合せたのちにマレー川に合流する。長さ 2175km。上流のバリンジャック貯水池により,中流リートングリフィス中心とするマランビジー灌漑地区が開発されている。

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