日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 マーク(Perter Maag)まーくPeter Maag(1919―2001) スイスの指揮者。ザンクト・ガレンに生まれる。チューリヒおよびバーゼル両大学卒業後、音楽に転じてアルフレッド・コルトーに師事、短期間ピアニストとして活動ののち指揮者となる。デュッセルドルフ、ボン、ウィーン・フォルクスオーパーの指揮者を歴任、1962年(昭和37)初来日。オペラのかたわら手がけるコンサートではモーツァルトやメンデルスゾーンを得意とし、とくに前者で優れた解釈を示し、モーツァルト指揮者として名をなした。84~91年ベルン交響楽団首席指揮者、90年イタリアのトレビーゾ歌劇場音楽監督に就任した。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例