ミケーネ・ギリシア語(読み)ミケーネ・ギリシアご(英語表記)Mycenaean Greek language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミケーネ・ギリシア語」の意味・わかりやすい解説

ミケーネ・ギリシア語
ミケーネ・ギリシアご
Mycenaean Greek language

クノッソスピュロスなどから出土した粘土板の線状B文字の資料言語。 M.ベントリスと J.チャドウィックによりギリシア語であることが証明された。現在知られているかぎり,ホメロスより 600年古い,紀元前 1400年のギリシア語最古の姿を伝えている。アルカディア方言に近い特徴を示す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android