ミズニラ科(読み)ミズニラか(英語表記)Isoetaceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミズニラ科」の意味・わかりやすい解説

ミズニラ科
ミズニラか
Isoetaceae

シダ植物ミズニラ目に属する。1属約 65種を含み,全世界に分布するが熱帯ではまれ。水中または湿ったところに生える多年生草本。茎は塊茎状で,二次肥大生長を行う。茎の上側多数の細長い葉を叢生する。葉の基部は広くなり,小舌と大きな胞子嚢がつく。大胞子嚢には多数の大胞子が,小胞子嚢には多数の小胞子が入っている。茎の下側には多数の根を叢生する。日本にはミズニラとヒメミズニラの2種がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android