ムウェル湖(読み)ムウェルコ(英語表記)Lake Mweru

デジタル大辞泉 「ムウェル湖」の意味・読み・例文・類語

ムウェル‐こ【ムウェル湖】

Lake Mweru》アフリカ中央部、コンゴ民主共和国ザンビア国境に位置する湖。面積約4400平方キロメートル。名称はバンツー語で「湖」を意味する。バングウェウル湖からルアプラ川が流入し、コンゴ川の支流ルブア川が流出する。東岸から南岸にかけて広大な湿地が広がり、動物保護区になっている。1867年にリビングストンが到達した。

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改訂新版 世界大百科事典 「ムウェル湖」の意味・わかりやすい解説

ムウェル[湖]
Lake Mweru

アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)とザンビアの国境にある湖。ムウェルとは現地のことばで〈湖〉を意味する。長さ約120km,幅約50kmのほぼ長方形をなし,湖面標高918m,面積約4900km2。東岸から南岸にかけては湿地帯となっている。南岸に両国の国境をなすルアプラ川が流入し,北岸からコンゴ川の支流ルブア川が流出する。1867年にリビングストンがこの湖を〈発見〉した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムウェル湖」の意味・わかりやすい解説

ムウェル湖
ムウェルこ
Lake Mweru

アフリカ大陸中部,ザンビアコンゴ民主共和国の国境にあるコンゴ川水系の湖。フランス語では Lac Moero。湖面面積 4920km2。長さ約 122km,幅約 50km。湖面標高約 917m。南岸からルアプラ川が流入し,北岸からルブア川が流出する。南部キルワ島とソクウェ島が浮かぶ。西岸にコンゴ民主共和国のキルワ,プウェトなどの町があり,漁業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムウェル湖」の意味・わかりやすい解説

ムウェル湖
むうぇるこ
Lake Mweru

アフリカ中部、コンゴ民主共和国(旧ザイール)南東部のザンビアとの国境にある湖。面積約4400平方キロメートル。南岸にルアプラ川が流入し、北岸からコンゴ川(ザイール川)の一支流であるルブア川が流出する。南岸一帯と東岸には沼沢地が多く、特異なムウェル湿地動物保護区がある。西岸に臨む斜面には比較的人口が多い。1867年にリビングストンがこの湖に到達した。

[中村和郎]

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