ムスコビヤ

精選版 日本国語大辞典 「ムスコビヤ」の意味・読み・例文・類語

ムスコビヤ

(Moskovië)
[1] モスクワの、江戸時代における日本での呼称。〔増補華夷通商考(1708)〕
[2] 〘名〙 オランダ人がもたらした、モスクワ産の皺(しぼ)のあるなめし革。巾着や煙草入れなどを作った。ウスコーベヤ。
※俳諧・野の錦(1767)「羽二重の中にすれたるむすこべや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ムスコビヤ」の意味・読み・例文・類語

ムスコビヤ(〈オランダ〉Moskovië)

《「モスコビヤ」とも》
江戸時代、モスクワを呼んだ称。
オランダ人がもたらした、モスクワ産のしぼのあるなめし革。巾着きんちゃく胴乱どうらんなどを作った。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android