メイキャップ・シミュレーション

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

メイキャップ・シミュレーション

自分に合うメイク・パターンや色をコンピュータを使って探し出す模擬実験のこと。化粧品メーカーの販売戦略一環として行なわれているもので,コンピュータ・グラフィックスを応用した美容機器を使い,テレビ画面に顔を映し出し,オペレーターが特殊なペンでメイキャップしていく。実際に化粧しなくても自分にフィットする化粧品の色や髪形を試すことができる点が魅力。メイクだけでなく皮膚角質の一部をコンピュータで分析して肌の状態などをチェックし,アドバイスすることも行なわれている。肌の状態を正確に把握できるので製品選択が効果的で,消費者側にも評判がよい。ハイテク時代が生んだ美容アドバイス・システムといえる。

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