メガマウス(読み)めがまうす(英語表記)Megamouth Shark

知恵蔵mini 「メガマウス」の解説

メガマウス

ネズミザメ目メガマウス科に属するサメ。巨大な口が名前の由来で、口を最大限に開いてプランクトンを取り込み、餌としている。太平洋インド洋など、水深100~200メートルほどの深海に生息しているとされるが、生態は解明されていない。成魚体長は5メートル程度で、体長の4分の1ほどを占める大きな頭部と細かな歯先、短い背びれを持つ。1976年11月15日、ハワイのオアフ島沖で捕獲されたものが初めて発見された個体であり、以来、2014年4月14日現在、記録に残っているものでは、世界で57体しか捕獲されていない。日本では13体捕獲されており、03年8月に静岡県沖で捕獲された個体は剥製にされた。生体飼育・展示は世界中でまだ一度もない。

(2014-4-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メガマウス」の意味・わかりやすい解説

メガマウス

メガマウスザメ」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android