メフメット5世(読み)メフメットごせい(英語表記)Mehmet V

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メフメット5世」の意味・わかりやすい解説

メフメット5世
メフメットごせい
Mehmet V

[生]1844.11.2. イスタンブール
[没]1918.7.3. イスタンブール
オスマン帝国第 35代スルタン (在位 1909~18) 。レシャトの名でも知られている。スルタン,アブドゥル・メジト1世の息子で,アブドゥル・ハミト2世の弟。高齢で即位したため心身ともに無気力で,9年間の在位中は政治結社青年トルコ」 (→青年トルコ革命 ) の意のままにあやつられた。治世中,リビアトリポリ,およびバルカン領土の大半を失い,エンベルらの親独政策を押えきれず,第1次世界大戦に枢軸側から参戦して敗北し,オスマン帝国の滅亡を早めた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「メフメット5世」の解説

メフメット5世

生年月日:1844年11月3日
オスマン・トルコ帝国の第35代スルタン(1909〜18)
1918年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android