モンテジソン[会社](読み)モンテジソン

百科事典マイペディア 「モンテジソン[会社]」の意味・わかりやすい解説

モンテジソン[会社]【モンテジソン】

イタリアを代表するコングロマリット。モンテカチーニ社は1888年硫化鉱鉱山で創業,肥料化学繊維,金属などで発展。また最大の電力企業であったエジソン社は1962年の電力国有化の際,電力部門を分離し石油化学鉄鋼進出,この両社が1966年合併して設立。経営悪化のため1971年から約10年間ENI(エニ)の支配下に入り,国有化されたが1981年民営化。組織改編後,1983年持株会社となる。1990年にFerruzzi Agricola Finanziariaと合併し,農工業,化学,エネルギーを中心として巨大なコングロマリットになった。2001年に自動車大手フィアットとフランスの電力公社EDFのコンソーシアム〈イタレネルギア〉に買収された。
→関連項目イタリア

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