モン・ブラン・トンネル(読み)モンブラントンネル

百科事典マイペディア 「モン・ブラン・トンネル」の意味・わかりやすい解説

モン・ブラン・トンネル

モン・ブラン山腹を貫き,フランスのシャモニーイタリアのクールマユールを結ぶ道路トンネル。全長11.6km。2車線。1959年着工,1965年開通。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のモン・ブラン・トンネルの言及

【アルプス[山脈]】より

…鉄道ではシンプロン・トンネル,ザンクト・ゴットハルト・トンネルがある。自動車道としては,スイスとイタリアを結ぶグラン・サン・ベルナールGrand Saint Bernard峠の自動車道のトンネルが1964年に完成し,翌年の65年には,フランス~イタリア間に当時世界最長(11.6km)のモン・ブラン・トンネルが開通した。これらによってアルプス諸国の政治・経済・文化的交流が一層容易となるとともに,ヨーロッパ諸国の関係も密なものになってきた(図)。…

【ザンクト・ゴットハルト・トンネル】より

…長大トンネルを供用するに際しての課題の第1は火災時の安全対策であるが,このトンネルでは,(1)危険物積載車両の通行禁止,(2)避難方式の充実(250mごとの60名収容避難場所と本線に並行する避難坑および特殊車両の常備,750mごとの車両方向転換所の設置など)の対策を施した。なお,長大道路トンネルとしては,このほかにスイス,オーストリア国境のアールベルク・トンネル(約14km,1978完成),モン・ブランの山腹を貫いてイタリアとフランスとを結ぶモン・ブラン・トンネル(約11.6km,1965完成)などがあり,日本では恵那山トンネル(8.6km)などがある。【河村 忠男】。…

※「モン・ブラン・トンネル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android