ユリワサビ(百合山葵)(読み)ユリワサビ(英語表記)Wasabia tenuis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユリワサビ(百合山葵)」の意味・わかりやすい解説

ユリワサビ(百合山葵)
ユリワサビ
Wasabia tenuis

アブラナ科多年草山地谷間などの水けの多いところに生えるワサビの1種で,地下茎はワサビより細く白い。根出葉は幅 5cmぐらいの卵状心臓形で長い柄があり,質が薄く,縁は多少鋸歯があって波打つ。4月頃,20cmぐらいの茎を横に伸ばし,その上部に白い小さな十字花をつける。ワサビのように花茎が直立しない。全体にワサビと同じような香味と辛みがある。

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