ユリーカ(英語表記)Eureka: A Prose Poem

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユリーカ」の意味・わかりやすい解説

ユリーカ
Eureka: A Prose Poem

アメリカの詩人,作家エドガー・アラン・ポーの形而上学的散文詩。 1848年刊。ニュートンやフランスの数学者ラプラスらの影響下に書かれた,宇宙万物の根元に関する数学的・物理学的・哲学的考察で,宇宙の一切は原子から成り,牽引と反発という相補的な2つの法則によって支配され,あらゆる現象はこの法則によって説明されるとする。題名アルキメデスがいわゆる「アルキメデスの原理」を発見したとき叫んだ言葉で,ギリシア語で「われ発見せり」の意。

ユリーカ
Eureka

アメリカ合衆国,カリフォルニア州北西部,フンボルト湾にのぞむ港湾都市。通関港で,付近アメリカスギ森林を活用した製材業漁業中心地である。 1850年創設,53~65年に先住民族インディアンとの抗争が数回あった。酪農家禽集散のほかベニヤ板,ボイラ,羊毛製品なども産する。北部にフンボルト州立大学がある。人口2万 7025 (1990) 。

ユリーカ
Eureka

アメリカ合衆国,カンザス州南東部にある町。エンポリアの南約 60km,フォール川にのぞむ。 1857年入植が開始された。豊かな農牧業地域にあたり,バター,チーズを産し,牧草アルファルファの加工も行われる。付近に油田が発見されて工業化が進んでいる。人口 2974 (1990) 。

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世界大百科事典(旧版)内のユリーカの言及

【エルズミア[島]】より

…ごく少数のエスキモーを除いて定住人口はほとんどない。ユリーカEurekaなど数ヵ所に気象観測基地がある。【正井 泰夫】。…

※「ユリーカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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