ユーロカレンシー

デジタル大辞泉 「ユーロカレンシー」の意味・読み・例文・類語

ユーロカレンシー(Eurocurrency)

その通貨の母国以外の銀行に預けられたユーロダラーユーロマルクユーロ円ユーロポンドなどの、外貨預金総称ユーロマネー。→ユーロ市場

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精選版 日本国語大辞典 「ユーロカレンシー」の意味・読み・例文・類語

ユーロ‐カレンシー

〘名〙 (Eurocurrency) 発行国外の第三国に預けられた国際短期資金の総称。ユーロダラー、ユーロマルク、ユーロポンドなどのほか、最近ではユーロ円の取引も多い。

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世界大百科事典(旧版)内のユーロカレンシーの言及

【国際金融市場】より

…これらは,国内金融市場と一体化した伝統的な国際金融市場と異なり,国境の制約を超えた新しい国際金融市場である。今日,ロンドンはユーロダラー市場の中心地であり,パリやフランクフルトにも活発なユーロカレンシー市場が存在する。その結果,ドル金融をロンドンに奪われたアメリカは,非居住者間の金融取引に租税や為替管理上の特典を与えているオフショア・センターoffshore centerとして,1981年ニューヨークに国際金融ファシリティInternational Banking Facilities(略称IBF)を設立した。…

【ユーロダラー】より

…たとえばシンガポールや香港などにおけるいわゆるアジア・ダラー,日本の東京ドル・コール資金,カナダの金融市場で取引される米ドル資金なども含まれる。同様に,このほかユーロマルク(ドイツ以外の金融中心地で取引されるドイツ・マルク資金),ユーロポンド,ユーロ円などがあり,ユーロダラーを含めてユーロカレンシーEuro‐currenciesと総称される。しかし,ユーロダラー以外のユーロカレンシーの取引は,ほとんどがヨーロッパ市場で行われている。…

※「ユーロカレンシー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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