ヨハン・フリーゾ王子(読み)よはんふりーぞおうじ(英語表記)Johan Friso van Oranje-Nassau

知恵蔵mini 「ヨハン・フリーゾ王子」の解説

ヨハン・フリーゾ王子

1968年、オランダ・アムステルダム生まれ。オランダ女王ベアトリクスと王配クラウス・フォン・アムスベルクとの間に生まれた次男で、オランダ国王ウィレム=アレクサンダーの弟。デルフト工科大学で学び、カリフォルニア大学バークレー校へ留学後、オランダのロッテルダム・エラスムス大学で宇宙航空工学、経済学を学んだ。03年、人権保護団体で活動するメイベル・ウィサスミットとの婚約を発表したが、彼女の過去の異性関係が問題視され、国を挙げての反対の声が起こった。王子は王位継承権放棄を表明し、04年、ウィサスミット氏と結婚。2012年、オーストリアでスキーをしている際に雪崩に巻き込まれて脳に損傷を負い、昏睡状態が続いていたが、13年8月12日、オランダ王室により、同王子が意識回復しないまま、ハーグ王室所有の宮殿で44歳で死去したことが発表された。

(2013-8-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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