ライギョ(雷魚)(読み)ライギョ

百科事典マイペディア 「ライギョ(雷魚)」の意味・わかりやすい解説

ライギョ(雷魚)【ライギョ】

タイワンドジョウ科の魚。カムルチーとタイワンドジョウ(ライヒーとも)の総称である。前者は北はアムール川から南は揚子江後者は台湾,中国南部,ベトナムなどの原産。いずれも体長50cm以上,体は円筒形で長く,口が大きく眼が鼻先近くにある。体色は黄灰色で暗褐色斑紋散在。平野部の浅い池沼や溜池(ためいけ)にすみ,空気呼吸して水の外でも長時間生存できる。日本には明治末〜大正初期に移入され,タイワンドジョウは主として近畿地方に,カムルチーはそれ以外の各地に繁殖,他の有用魚を食害するのできらわれる。肉は白くて美味だが,有棘顎口虫の中間宿主なので生食は危険。近年ルアー釣りの対象として人気がある。
→関連項目帰化動物

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライギョ(雷魚)」の意味・わかりやすい解説

ライギョ(雷魚)
ライギョ

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