ライフサイクルアセスメント(読み)らいふさいくるあせすめんと

デジタル大辞泉 の解説

ライフサイクル‐アセスメント(life cycle assessment)

商品環境に与える影響を、資源採取から、加工販売消費を経て廃棄にいたるまでの各過程ごとに評価する方法。環境への負荷のより小さい生産方法や代替原料・代替製品を選択していこうという考え方根底にあり、国際標準化機構ISO)により国際的なガイドラインが策定されている。ライフサイクルアナリシス。LCA

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ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

ライフサイクルアセスメント

ある製品の環境負荷を総合的に評価する方法。その製品に関する資源の採取から製造、使用、廃棄、輸送などすべての段階を通しての環境影響を定量的、客観的に評価する手法。LCAと略称される。従来は、製品の使用や廃棄に伴う有害物質排出有無、処理の容易性など一定プロセスだけを評価範囲としていたため、環境への負荷の低減に寄与しない製品が生産されがちだった。最近は、国際標準化機構(ISO)でも枠組み規格化しており、ISO14040がLCAの一般原則の規格となっている。

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