ライボー(英語表記)LIBOR; London interbank offered rate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライボー」の意味・わかりやすい解説

ライボー
LIBOR; London interbank offered rate

ユーロ・ダラーの銀行間市場における出し手金利のこと。正確にはロンドン銀行間資金金利のことで,ライボ LIBOともいう。シンジケート・ローンなど資金取引の金利の決定の基準となっており,アメリカのフェデラル・ファンドレート,日本のコールレートに相当する。通常ライボーは午前 11時のレートを使用している。ロンドン銀行間取り手金利はライビッド (London interbank BID rate;LIBID) といい,ライボーとライビッドとの中間はライミーン LIMEANである。またライボーの東京版はタイボー (Tokyo interbank offered rate;TIBOR) ,シンガポール版はサイボー (Singapore interbank offered rate;SIBOR) と呼ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android