ラサ工業(読み)ラサこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラサ工業」の意味・わかりやすい解説

ラサ工業
ラサこうぎょう

化学会社。 1913年にリン鉱石採掘のためにラサ島燐礦として設立。 20年に大阪晒粉と合併,34年ラサ工業に社名変更。 44年東亜鉱工に改称したが,49年現社名に復す。 61年に接触硫酸製造を開始し,工業薬品部門に進出。 71年ラサ機械工業を合併,翌 72年には鉱山部門を手放す。シリコンウェハー関係の電子素材分野にも進出している。沖大東島を保有する。売上構成比は,化成品 38%,電子材料ほか 31%,機械 31%。年間売上高 238億 8700万円 (うち輸出8%) ,資本金 62億 3000万円,従業員数 676名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「ラサ工業」の解説

ラサ工業

正式社名「ラサ工業株式会社」。英文社名「Rasa Industries, Ltd.」。化学工業。明治44年(1911)「ラサ島燐砿合資会社」設立。大正2年(1913)株式会社化。昭和9年(1934)現在の社名に変更。本社は東京都中央区京橋。沖縄県沖大東島(ラサ島)のリン鉱石採掘で発足。工業薬品・電子材料・産業機械などの製造を行う。再生シリコンウエハーのシェアトップクラス。東京証券取引所第1部上場。証券コード4022。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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