ラジョーネ宮殿(読み)ラジョーネキュウデン

デジタル大辞泉 「ラジョーネ宮殿」の意味・読み・例文・類語

ラジョーネ‐きゅうでん【ラジョーネ宮殿】

Palazzo della Ragione
イタリア北東部、ベネト州の都市パドバにある建物。13世紀初期に建造され、裁判所として使われていた。14世紀初期に大幅に改築され、現在見られる傾斜がついた丸い屋根になった。2階部分には世界最大級(縦78メートル、横27メートル、高さ27メートル)とされたサローネと呼ばれる大部屋があり、占星術宗教、労働を題材とするフレスコ画連作が描かれている。
イタリア北部、ロンバルディア州の都市ベルガモの旧市街ベルガモアルタにある建物。12世紀に建てられ、議場として使われていた。16世紀に建て直されゴシック様式の外観をもつ。内部にはブラマンテ作のもののほか、14世紀から15世紀にかけて描かれたフレスコ画が飾られている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android