ラナース(読み)らなーす(英語表記)Randers

デジタル大辞泉 「ラナース」の意味・読み・例文・類語

ラナース(Randers)

デンマークユトランド半島北東部の都市。ラナースフィヨルドに注ぐグゼノー川下流部に位置し、河港を有する。古くからバイキングが居住し、中世交通要地として商業発達。15世紀から18世紀にかけて建造された木造家屋の町並みが残る。北欧最大規模の熱帯環境を再現した動物園がある。ラナス。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラナース」の意味・わかりやすい解説

ラナース
らなーす
Randers

デンマークのユトランド半島北東部に位置する工業都市。人口6万2306(2002)。グーゼンオー川がラナースフィヨルドに流入する地点にあり、港湾を有する。北岸の旧市街地にはニールス・エベセン館(1643建築)などの15~18世紀の多くの建築物が集まり、一見価値がある。そこを中心に、鉄道資材・機械工業をはじめとする各種工業が行われ、全体としては近代工業都市の景観を呈している。

[村井誠人]

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百科事典マイペディア 「ラナース」の意味・わかりやすい解説

ラナース

デンマーク,ユトランド半島北東部,グーゼン川河口の港湾都市。酪農品取引の中心。車両,機械,食品などの工業が行われる。11世紀以来の歴史をもち,中世には交通・商業の中心であった。6万895人(2013)。

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