ラムサール条約湿地(読み)らむさーるじょうやくしっち

事典 日本の地域遺産 「ラムサール条約湿地」の解説

ラムサール条約湿地

1971(昭和46)年イラン・ラムサールで開催された「湿地及び水鳥保全のための国際会議」において「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」(Convention on Wetlands of International Importance Especially as Waterfowl Habitat)が採択され、1975(昭和50)年条約が発効。加入国は、自国の湿地を条約で定められた国際的基準に従って指定し、条約事務局へ通知、指定された湿地は「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に登録される。これが「ラムサール条約湿地」である。2012(平成24)年8月10日現在、締約国162ヶ国、登録湿地数2,046ヶ所。日本の湿地登録数は、2012(平成24)年7月3日現在46ヶ所である。
[選定機関] ラムサール条約事務局
[選定時期] 1975(昭和50)年~
[登録・認定名] 宮島沼 | 雨竜沼湿原 | サロベツ原野 | クッチャロ湖 | 濤沸湖 | ウトナイ湖 | 釧路湿原 | 厚岸湖・別寒辺牛湿原 | 霧多布湿原 | 阿寒湖 | 風蓮湖・春国岱 | 野付半島・野付湾 | 大沼 | 仏沼 | 伊豆沼・内沼 | 蕪栗沼・周辺水田 | 化女沼 | 大山上池・下池 | 尾瀬 | 渡良瀬遊水地 | 奥日光の湿原 | 谷津干潟 | 佐潟 | 瓢湖 | 立山弥陀ヶ原・大日平 | 片野鴨池 | 三方五湖 | 中池見湿地 | 藤前干潟 | 東海丘陵湧水湿地群 | 琵琶湖 | 円山川下流域・周辺水田 | 串本沿岸海域 | 中海 | 宍道湖 | 宮島 | 秋吉台地下水系 | 荒尾干潟 | くじゅう坊ガツル・タデ原湿原 | 藺牟田池 | 屋久島永田浜 | 漫湖 | 慶良間諸島海域 | 久米島の渓流・湿地 | 名蔵アンパル | 与那覇湾

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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