ラメセス[2世](読み)ラメセス

百科事典マイペディア 「ラメセス[2世]」の意味・わかりやすい解説

ラメセス[2世]【ラメセス】

古代エジプト第19王朝第3代の王(在位前1290年ころ―前1224年ころ)。ラムセスとも。アマルナ革命アマルナ時代)によって衰微したエジプトを再建した。カデシュの戦をもちこたえ,ヒッタイト南進阻止,のち平和条約を締結して,ヒッタイト王女と結婚した。テーベのラメセイオン(ラメセウム),アブ・シンベル神殿等を造営したほか,カルナックやルクソールの神殿を改修した。
→関連項目エジプト(地域)モーセルクソル神殿

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