走行用の原動機を後部に備えた自動車の総称、およびその型式。乗用車だけでなく、中・小型トラック、各サイズのバスにもみられる。乗用車ではエンジン、変速機を後部にコンパクトにまとめることによって、プロペラシャフトが省略でき、室内の有効空間を広められるので、第二次世界大戦前から1950年代にかけて、主として小型大衆車に流行した。フォルクスワーゲン・ビートル、ルノー4CV、フィアット500/600、スバル360などがその例である。しかし60年代に入って、より空間効率に優れ、安定性、安全性も高い前輪駆動(FF)方式が普及した結果、急速に姿を消した。
[高島鎮雄]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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