日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 リウトプランド(クレモナの司教)りうとぷらんどLiutprand(920ころ―972ころ) クレモナの司教。外交官、歴史家。北イタリアのランゴバルド系の名門の生まれ。ベレンガル2世の使節としてビザンティン帝国の首都コンスタンティノープルに派遣され、ついでドイツのオットー1世(大帝)に仕えて、そのイタリア政策に参画した。『報復の書』『オットーの書』『コンスタンティノープル使節記』などの著書は、時の歴史を知るための重要な史料である。[出崎澄男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例