リクルート[株](読み)リクルート

百科事典マイペディア 「リクルート[株]」の意味・わかりやすい解説

リクルート[株]【リクルート】

各種情報雑誌の発行,情報通信事業を展開。1960年大学新聞広告社として発足,同年大学広告に改称,1963年日本リクルートセンターと改称,1984年現社名に改称。求人情報誌の発行から,住宅,旅行,自動車,学び関連の情報誌を次々と刊行。さらに人材開発事業,不動産業などに進出ベンチャービジネスの代表格となったが,1986年に子会社リクルート・コスモス社の株式をめぐってリクルート事件が起こり,1992年ダイエー傘下となった。2000年にダイエーの保有株の大半を買い戻し,自主経営体制を確立。最近は《ホットペッパー》《タウンワーク》などの無料誌,《イサイズじゃらん》ほかのインターネットポータルサイトを軸に求人・住宅・飲食分野に注力する。本社東京。2011年資本金30億円,2012年3月期売上高3720億円。
→関連項目江副浩正中内【いさお】

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のリクルート[株]の言及

【リクルート事件】より

…情報関連企業のリクルート社が,株式譲渡の形で政・官・財界要人に巨額の贈賄を行った大疑獄事件で,1988年(昭和63)に発覚した。リクルート社は1984年12月,子会社のリクルートコスモス社の未公開株約125万株を79名に,86年7‐9月には同76万株を65名に譲渡し,同株の店頭公開(1986年10月)直後の値上がりにより受領者側が合計66億7000万円の利益を得たとされ,その額はロッキード疑獄(ロッキード事件)の3倍にのぼる。…

※「リクルート[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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