リケン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リケン」の意味・わかりやすい解説

リケン

ピストンリング首位のエンジン部品メーカー。前身理化学研究所で,ピストンリングの製造法発明に始る。 1927年理化学興業を設立,実用ピストンリングを製造。 34年理研ピストンリングとして分離独立。工作機械,測定器具,ドリル,カッタ,圧延条鋼なども製造。 38年理研特殊鉄鋼を合併,41年理研系6社を合併して理研工業と改組改称理研コンツェルンを形成する。第2次世界大戦後,理研工業は解体され,49年理研柏崎ピストンリング工業として新発足。 50年理研ピストンリング工業と改称。自動車用ピストンリング,農機具,ニップル,鉄管継ぎ手などを製造。 79年現社名に変更。本田向けの比率が高い。売上構成比は,ピストンリング 40%,その他エンジン部品 17%,鋳鉄品 13%,配管機器9%,プラントほか 22%。年間売上高 690億 7700万円 (連結。うち輸出 15%) ,資本金 85億 7300万円,従業員数 1776名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「リケン」の解説

リケン

正式社名「株式会社リケン」。英文社名「RIKEN CORPORATION」。機械工業。昭和24年(1949)「理研柏崎ピストンリング工業株式会社」設立。同25年(1950)「理研ピストンリング工業株式会社」に改称。同54年(1979)現在の社名に変更。本社は東京都千代田区九段北。自動車・産業機械部品メーカー。ピストンリングのシェアトップクラス。ほかにカムシャフトなど。東京証券取引所第1部上場。証券コード6462。

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