リムノスケリス(英語表記)Limnoscelis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リムノスケリス」の意味・わかりやすい解説

リムノスケリス
Limnoscelis

爬虫類杯竜目リムノスケリス科の原始的爬虫類。水中や沼沢地に生息した四足肉食動物頭骨は扁平三角形状,吻部はやや肥厚するが,とがらない。歯は 1列。肩甲前骨は小さい。尾は長大全長約 1.5m。アメリカ合衆国ニューメキシコ州のペルム紀地層に産する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリムノスケリスの言及

【爬虫類】より

…(1)最も原始的な爬虫類には側頭窓がなく,無弓亜綱Anapsidaと呼ばれ,杯竜目,カメ目,中竜目が属する。ニューメキシコ州の二畳紀前期の地層から産出したリムノスケリスLimnoscelisは全長約1.5mで四肢が発達し,原始的爬虫類の典型とされる。(2)外側頭窓が一つで,その上縁に後眼窩骨と鱗状骨が並ぶ単弓亜綱Synapsidaは哺乳類型爬虫類の一群で,哺乳類に続くものと考えられている。…

※「リムノスケリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android