ルデープラーボ(英語表記)Rudé právo

改訂新版 世界大百科事典 「ルデープラーボ」の意味・わかりやすい解説

ルデー・プラーボ
Rudé právo

チェコ日刊紙で,紙名は〈赤い権利〉の意だが,1995年《プラーボ》と改題した。プラハで発行されている。1920年9月にチェコスロバキア社会民主党左派から《プラーボ・リドゥPrávo lidu(民衆の権利)》として創刊され,21年5月,チェコスロバキア共産党結成とともに《ルデー・プラーボ》に変わり,その機関紙となった。68年8月のチェコスロバキア事件の際には編集局を占拠され,砲撃を受けながらも,改革派ドゥプチェクを断固として支持し,ワルシャワ条約軍の侵攻を非難したことでその存在が広く知られることとなった。89年の〈ビロード革命〉後は独立紙となった。発行部数は1980年代初めに約95万部,96年現在,約37万部。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のルデープラーボの言及

【チェコ】より

…国立の教育機関の授業料は無料だが,大学の一部に授業料導入の動きがある。 代表的な日刊紙には,《ムラダー・フロンタ・ドゥネス》《プラーボ》(旧《ルデー・プラーボ》),《ホスポダーシュスケー・ノビニ》《リドベー・ノビニ》などがある。週刊誌では《ティーデン》《エコノム》《レスペクト》などが重要である。…

※「ルデープラーボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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