ルノワール

精選版 日本国語大辞典 「ルノワール」の意味・読み・例文・類語

ルノワール

[一] (Pierre Auguste Renoir ピエール=オーギュスト━) フランス画家印象派の代表者の一人。明るく甘美な色調で、子ども、花、豊満裸婦などを好んで描いた。(一八四一‐一九一九
[二] (Jean Ronoir ジャン━) フランスの映画監督。(一)の次男。無声映画時代から前衛的な作品を手がけ、ヌーベル‐バーグにも大きな影響を与えた。作「ピクニック」「どん底」「大いなる幻影」など。(一八九四‐一九七九

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ルノワール」の意味・読み・例文・類語

ルノワール(Renoir)

《「ルノアール」とも》
(Pierre-Auguste ~)[1841~1919]フランスの画家。印象派運動に参加。豊麗色彩で裸婦・花・子供などを描いた。晩年彫刻も制作。
(Jean ~)[1894~1979]フランスの映画監督。の次男。絵画的な画面構成と重厚なヒューマニズムによって、芸術としての映画を確立した。作「どん底」「大いなる幻影」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

旺文社世界史事典 三訂版 「ルノワール」の解説

ルノワール
Pierre Auguste Renoir

1841〜1919
フランスの画家
印象派絵画の創始者たちと深いかかわりをもち,特にモネの影響を受けた。しかし,イタリア旅行(1881〜82)ののち,印象派の画風を離れ,印象派がかえりみようとしなかった構図を重んじ,赤い色調のすばらしい,柔らかい情感豊かな色彩美を追求し,“色彩の魔術師”といわれた。代表作は『浴女たち』『ムーラン−ド−ラ−ギャレット』など。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ルノワール」の解説

ルノワール
Auguste Renoir

1841~1919

フランスの画家で,印象派の代表的一人。明るい甘美な量感にあふれる色調で好んで裸婦やバラを描いた。彼の次男ジャン(Jean)は映画監督として知られる。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android