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ドイツ・ロマン派の画家。北ドイツのウォルガスト生れ。コペンハーゲンのアカデミーに学んだのち,1801年よりドレスデン,ハンブルクに住みティークをはじめ多くのロマン主義文学者,思想家と交際,ベーメの神秘思想にも触れる。ゲーテの主催する公募展落選を機に歴史画の時代は終わったと痛感,新時代の芸術として人間の主観を投影した新しい風景画を構想。03年その試みとして版画連作《四つの時(朝夕昼夜)》を発表,幾何学的・装飾的構図と植物や子どもの姿に託した複雑な個人的象徴体系を用い,自然の運行にキリスト教的意味での世界の歴史を重ねて表現して注目されるが,神秘主義,美術の限界とも評される。その油彩化に当たり色彩の重要性を認識,観察と象徴的意味づけの両面から色彩論にも取り組む。油彩化計画は未完に終わったが,最晩年の《朝》は具体性と力強さを増し,色彩表現の頂点に立つ絶唱となる。肖像画にも優れ,とくに幼児のそれは感傷を排し原初的生命力と厳しさに満ちた新しい把握を示す。
執筆者:大原 まゆみ
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…自然界では,哺乳類の尿,マツの葉,タバコの葉の精油中などに存在する。
[製法]
フェノールは1834年,ドイツの化学者ルンゲFriedlieb Ferdinand Runge(1795‐1867)によりコールタールからはじめて得られた。第1次大戦中,爆薬としてのピクリン酸製造の需要を満たすためベンゼンのスルホン化で得たベンゼンスルホン酸のアルカリ融解で合成されるようになった。…
…まず,イギリスの聖霊主義運動に加わったW.ブレークは,霊視ないしは瞑想により得られた寓意図を描いてラファエル前派などの心霊的な画風に先鞭をつけた。同時にドイツ・ロマン派のO.ルンゲやC.G.カールスは大宇宙と個人との直接的交感をテーマとして壮大なビジョンを呈示した。音楽ではとくに《魔笛》においてフリーメーソンの秘儀を表現したといわれるモーツァルト,北欧神話の象徴性に霊感を得たW.R.ワーグナーなどが挙げられよう。…
※「ルンゲ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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