ルートウィヒ4世

改訂新版 世界大百科事典 「ルートウィヒ4世」の意味・わかりやすい解説

ルートウィヒ[4世]
Ludwig Ⅳ
生没年:1287ころ-1347

ウィッテルスバハ家のバイエルン大公(在位1302-47),ドイツ王(在位1314-47),神聖ローマ皇帝(在位1328-47)。反ハプスブルク派の支持を得,同家のフリードリヒ美王をミュールドルフMühldorfの戦(1322)で破るが,国王選挙認可権を主張するアビニョン教皇と争い破門さる。イタリア遠征(1327-30)後は選帝侯,イギリス王と提携を深め,フランス王を牽制しつつ,国王・皇帝選挙への教皇介入を拒否した(1338年の選帝侯の〈判告〉と〈帝国法〉)。
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367日誕生日大事典 「ルートウィヒ4世」の解説

ルートウィヒ4世

生年月日:1287年4月1日
バイエルン公(1294〜1347),神聖ローマ皇帝(在位14〜47)
1347年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のルートウィヒ4世の言及

【ヨハネス[22世]】より

…教皇クレメンス5世により12年枢機卿となり,16年から教皇に就任。以後アビニョンの教皇宮廷を確立し,フランシスコ会心霊派の清貧観を批判し,皇帝ルートウィヒ4世を異端として破門した。教皇はローマ教会の組織化,教皇庁の財政再建に顕著な成果をあげたが,親族優遇の傾向が強かった。…

※「ルートウィヒ4世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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