レ島(読み)レトウ(英語表記)Île de Ré

デジタル大辞泉 「レ島」の意味・読み・例文・類語

レ‐とう〔‐タウ〕【レ島】

Île de Ré》⇒レー島

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改訂新版 世界大百科事典 「レ島」の意味・わかりやすい解説

レ[島]
Île de Ré

フランス西部,ビスケー湾に浮かぶ島。シャラント・マリティム県に属し,二つの郡からなる。人口約1万,面積85km2対岸ラ・ロシェルから2.5km離れ,橋で結ばれている。北はブルトン水道,南はアンティオシュ水道に面する。北西南東方向に細長く,長さ28km,幅3~5km。全般に平たんな地形であり,島の南西部には海岸線に沿って直線状に並ぶ砂丘があり,植生が少なく人の手が加わっていない。しかし,北東部の海岸には入江が多い。気候が温暖なため促成野菜をはじめ,穀物,ブドウアスパラガスなどの栽培が経済活動の中心で,海岸部ではカキ養殖が行われ,塩田が広がる。夏季には訪れる海水浴客が多い。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レ島」の意味・わかりやすい解説

レ島
レとう
Île de Ré

フランス西部,大西洋岸ラロシェル港の沖合いにある島。シャラントマリティム県に属する。北西から南東に細長く,長さ 28km,幅は3~5km。かつて要塞港であったサンマルタンドレの町が中心。ブドウ,穀類,促成野菜,アスパラガスなどの栽培が盛んで,漁業ではカキの養殖がおもである。夏は海水浴場としてにぎわう。面積 85km2。人口1万 1396 (1982) 。

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