レオーベン(読み)れおーべん(英語表記)Leoben

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レオーベン」の意味・わかりやすい解説

レオーベン
れおーべん
Leoben

オーストリア東部、シュタイアーマルク州都市。人口2万5804(2001)。州都グラーツの北方70キロメートルのムール川沿い、標高541メートル。炭田の中心に位置し、北西アイゼンエルツ鉄鉱と結んで製鉄業が盛んである。西郊のドナウィッツに大製鋼所があり、オーストリア重工業の一翼を担っている。ほかに繊維工業、ビール醸造工業も立地する。1840年創立の有名な鉱山学校(現在は鉱山学のみならずマネージメント、環境学、リサイクルなど幅広い学科構成となっている)がある。

[前島郁雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レオーベン」の意味・わかりやすい解説

レオーベン
Leoben

オーストリア南東部,シュタイアーマルク州の都市。グラーツの北北西約 40kmのムール川沿いに位置する。褐炭を産出するほか,鉄鋼業,繊維工業が行われる。ニーデレタウエルン山地を控えた観光・保養基地。 12世紀創設のマリア聖堂,有名な鉱山大学などがある。人口2万 8504 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android