レサビー(英語表記)Lethaby, William Richard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レサビー」の意味・わかりやすい解説

レサビー
Lethaby, William Richard

[生]1857.1.18. バーンスタプル
[没]1931.7.17. ロンドン
イギリスの建築家,著述家。ロンドンのリチャード・ノーマン・ショー建築事務所で 1877年から 12年間活動したのち独立。ジョン・ラスキンやウィリアム・モリス,フィリップ・S.ウェッブらのアーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受け,美術と工芸融合,建築の機能主義を主張した。1894年にロンドンの中央美術工芸学校の創立にたずさわり,初代校長に就任。1900~18年王立アート・カレッジのデザイン科主任教授を務め建築教育に大きく貢献した。その間 1906年よりウェストミンスター寺院の監督官も務めた。主作品にメルセッター家(1898),イーグル保険会社(1899~1900),主著に『建築』Architecture(1912),『文明形態』Form in Civilization(1922)などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android