レシュノ(英語表記)Leszno

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レシュノ」の意味・わかりやすい解説

レシュノ
Leszno

ポーランド南西部,ウィエルコポルスキェ県の都市。ドイツ語ではリサ Lissa。ポズナンの南南西約 65kmに位置する。 15世紀に建設された都市で,16世紀に宗教改革の一中心地となり,ボヘミア (チェヒ) ,モラビア (モラバ) などから宗教者・教育者のヨハン・アモス・コメニウス率いるボヘミア兄弟団 (モラビア兄弟団) らプロテスタントが多く流入。プロテスタントの学校や,印刷所などが建てられた。 17~18世紀には織物業繁栄。第2次ポーランド分割 (1793) 後はプロシア領。 1807年ワルシャワ公国の一部となり,1815年にウィーン会議により再びプロシア領に戻り,1919年ポーランドに返還された。近代以降は交通の要地を占め,穀物家畜集散地として知られる。機械,繊維,食品加工などの工業も行なわれる。人口6万 3660 (2002) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android