レッテル

デジタル大辞泉 「レッテル」の意味・読み・例文・類語

レッテル(〈オランダ〉letter)

文字
商品名・発売元・内容などを表示して商品にはりつける紙の札。商標
ある人物物事についての断定的な評価。「不名誉なレッテル
[類語]ラベル荷札名札貼り札貼り紙付箋鑑札伝票証票証紙割り符ステッカーゼッケンシールワッペンカードタグネームプレート

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「レッテル」の意味・読み・例文・類語

レッテル

〘名〙 (letter)
① 文字。
蘭学階梯(1783)下「レッテルは文字のことなり」
② 商品名、商標、効能用法、発売元などを記して商品にはりつけた紙片。ラベル。
※日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉三「レッテルを張るにも器械を使用し」
③ (比喩的に) 人物の特徴や格づけ、事物の内容を一面的にきめつける短い文句。
軍隊病(1928)〈立野信之〉二「このいまはしいレッテルは、私の額に、背中に、銃に、〈略〉至る所に貼られた」

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改訂新版 世界大百科事典 「レッテル」の意味・わかりやすい解説

レッテル
letter[オランダ]

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レッテル」の意味・わかりやすい解説

レッテル

ラベル」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のレッテルの言及

【ラベル】より

…その後,社会・経済の発展とともに変遷を経て,19世紀ヨーロッパで広告効果が認められるに伴い,しだいに慣行化した。日本では〈レッテル〉という言葉がオランダ語letterからの外来語として明治以降使われるようになり,〈ラベル〉といわれるようになるのは,昭和期に入ってからである。現代ではラベルはパッケージ・デザインの一環として,購買時点の広告効果(POP効果)を強めるためにより強い印象や美しいデザインが要求されるとともに,そのつくり出すイメージはそのまま企業イメージに直結するので,コーポレート・アイデンティティにおける重要な表現物となっている。…

※「レッテル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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