レバノン[山脈](読み)レバノン

百科事典マイペディア 「レバノン[山脈]」の意味・わかりやすい解説

レバノン[山脈]【レバノン】

レバノン中央部を地中海岸と並行して南北に走る山脈。北のシリア国境からガリラヤ北方の山塊に至る。全長約160km。石灰岩,砂岩からなる。最高峰クルナ・アッサウダ(3086m)。現在は荒廃しているが,古くは船材として有名なレバノン杉におおわれていた。迫害を受けた諸宗派が多く流入し,いまも北部はキリスト教マロン派南部イスラムの異端ドルーズ派居住地となっている。
→関連項目レバノン

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