レボチャ(英語表記)Levoča

デジタル大辞泉 「レボチャ」の意味・読み・例文・類語

レボチャ(Levoča)

スロバキア北東部の町。レボチャ山地の南麓に位置する。ハンガリー王国の支配下にあった13世紀半ばにモンゴル軍の侵略を受け、防備を目的として城壁に囲まれた町が建設された。旧市街には聖ヤクブ教会や市庁舎をはじめとする歴史的建造物があり、2009年に「レボチャ歴史地区、スピシュスキー城およびその関連する文化財」の名称で世界遺産(文化遺産)に拡張登録された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レボチャ」の意味・わかりやすい解説

レボチャ
Levoča

スロバキア中部の都市。ドイツ語ではロイチャウ Leutchau,ハンガリー語ではレーチェ Löcse。コシツェ北西約 60kmに位置する。中世にはスロバキア中東部の政治,文化の中心で,19世紀にはスロバキア民族独立運動の重要な拠点となった。後期ゴシックおよびルネサンス様式の美しい建築物の多いことで知られ,1400年に完成された聖ヤコブ聖堂はスロバキア第2の大きさをもち,18.6mの高さを誇る主祭壇は特に有名。2009年,すでに世界遺産の文化遺産に登録されていたスピシュスキー城と関連施設の拡大登録に伴い,同文化遺産に登録された。人口約 1万。

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