レーザー光線手術(読み)レーザーこうせんしゅじゅつ(英語表記)operation by laser beam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーザー光線手術」の意味・わかりやすい解説

レーザー光線手術
レーザーこうせんしゅじゅつ
operation by laser beam

レーザー光線は,きわめて微小な点に高エネルギーの光として集めることができるので,開発の当初から医療に応用された。まず眼科領域で網膜光凝固器が開発された。レーザー光線手術は,おもにその熱作用を利用するもので,無血手術,非接触手術を特徴とし,出血性の病変に対して特に有効である。すでに皮膚科耳鼻科産婦人科など広い領域で用いられており,脳外科でも炭酸ガスレーザーを中心として実用機の開発が進められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android