ロイヤル・ソサエティ(英語表記)The Royal Society

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ロイヤル・ソサエティ」の解説

ロイヤル・ソサエティ
Royal Society

17世紀イングランドで組織された科学者団体。現在まで存続し,活発に活動している。ピューリタン革命中の私的団体に起源を有し,王政復古後に化学者ボイル,建築家レンらによって正式に発足。1662年に国王から特許状を与えられ,研究成果を機関誌に発表して自然・実験科学普及に努め,いわゆる科学革命で中心的な役割を果たした。ニュートン晩年の20年間この会長職にあった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロイヤル・ソサエティ」の意味・わかりやすい解説

ロイヤル・ソサエティ
The Royal Society

今日まで続いている世界最古の学会であり,イギリスを代表する学術団体設立は 1660年。今日まで発行を続けている機関誌『フィロソフィカル・トランザクション』は 65年に創刊された世界最古の学術雑誌である。顕著な業績を上げた科学者に贈られるコプリーメダルは,ロイヤル・ソサエティでの最高の賞である。日本学術振興会との間に学者交換の事業を行なっている。

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