ロッキー[山脈](読み)ロッキー

百科事典マイペディア 「ロッキー[山脈]」の意味・わかりやすい解説

ロッキー[山脈]【ロッキー】

北米西部を南北に縦走する山脈。全長約4500kmに及び,アンデス山脈などとともにコルディレラ山系を形成する。第三紀造山運動によって形成された。北部はアラスカ山脈に,南部はメキシコのシエラマドレ山脈に連なる。カナダ領内の部分はカナディアン・ロッキーと呼ばれ,その北部は波状の台地,南部は急峻な山地で,ロブソン山(3954m)などの高峰がある。米国領内の部分は幅が広く,多くの支脈に分かれ,多数の山間盆地を形成。最高峰はコロラド州エルバート山(4398m)。氷河火山峡谷,森林などの景勝地が多く,カナダのジャスパー国立公園バンフ国立公園,米国のグレーシャー国立公園イエローストーン国立公園グランド・ティートン国立公園ロッキー山岳国立公園その他の国立公園がある。カナディアン・ロッキー山脈公園群は1984年と1990年世界自然遺産に登録,米国でもイエローストーンなどが世界遺産に登録された。
→関連項目アメリカ合衆国ウォサッチ[山脈]カナダサンタ・フェ(アメリカ)

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