ロバート・アレクサンダー ワトソン・ワット(英語表記)Robert Alexander Watson-Watt

20世紀西洋人名事典 の解説

ロバート・アレクサンダー ワトソン・ワット
Robert Alexander Watson-Watt


1892.4.13 - 1973.12.6
英国物理学者
元・国立物理学研究所無線研究室室長。
ブリーキン(スコットランド)生まれ。
ダンディー大学、セント・アンドリューズ大学に学び、1912〜19年ダンディー大学で教え、’33年国立物理学研究所無線研究室長。’38〜52年航空・運輸省の通信関係を指導。’41年渡米。’43〜45年イギリス戦時内閣ラジオ放送部副部長。イギリスのレーダー(電波探知機)の開発の最初の指導者となり、実用的な航空機探知装置を製作。戦闘機による他機の探知、偵察機によるUボートの正確な位置の探知、味方同士の確認改善などの利用法を開発。又、高出力受信機、送受信アンテナなどを開発。レーダー技術の基礎を築く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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