ロマン派(読み)ロマンハ

デジタル大辞泉 「ロマン派」の意味・読み・例文・類語

ロマン‐は【ロマン派】

ロマン主義立場に立つ芸術上の一派

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精選版 日本国語大辞典 「ロマン派」の意味・読み・例文・類語

ロマン‐は【ロマン派】

〘名〙
野分(1907)〈夏目漱石一一「スコット一派の浪漫派(ラウマンハ)を生まんが為めに」
② ロマン主義音楽。

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世界大百科事典(旧版)内のロマン派の言及

【ロマン主義】より

…恋愛を中心とする自己の感情の起伏や精神的苦悩を主人公に仮託して描く自伝文学は,ロマン主義文学の中でも主要な位置を占め,ゲーテの《若きウェルターの悩み》,シャトーブリアンの《ルネ》(1802),セナンクールの《オーベルマン》(1804),コンスタンの《アドルフ》へと継承され,ミュッセの《世紀児の告白》(1836)へと受け継がれる。この系譜の中からは,激変する社会の現実と自己の存在との乖離(かいり)を感じ,愛に満たされず何かを求め続け現実から逃避していく〈世紀病mal du siècle〉を病んだロマン派的魂の典型が浮かび上がる。 イギリスにおけるロマン主義は,1800年ころにワーズワースとコールリジを中心に提唱され,1810年から20年にかけてバイロン,シェリー,キーツ,あるいはブレークらの詩人の登場によって頂点を迎えた。…

※「ロマン派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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