ロンジー

デジタル大辞泉 「ロンジー」の意味・読み・例文・類語

ロンジー(〈ヒンディー〉lungi)

《「ルンギー」とも》インドパキスタンミャンマーで、ターバンスカーフ・腰布として用いる布。

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百科事典マイペディア 「ロンジー」の意味・わかりやすい解説

ロンジー

ミャンマーの男女が用いる腰布。エインジーと呼ばれる木綿,絹などの上着と組み合わせる。ロンジーはダーツのない筒形の布で,上部はすべり止めのため,幅約20cmの黒の綿布をつける。後ろで身体に密着させ,余り布を着物のように脇にもってきて,上から紐(ひも)で結んで着用する。

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世界大百科事典(旧版)内のロンジーの言及

【サロン】より

…長さ2~4m,幅1mの布の両端を縫い合わせ筒状にして体を入れ,あまった布をひだをとったり折り返したりして腰にはさみこんで着用する。同種のものをミャンマーではロンジーlongyi,タイではパーシンphâ sînなどと呼ぶが,素材,文様,着装法など国や民族で異なり,それぞれに特色がある。また,布を縫い合わせないで単に巻きつけて着るものにジャワ島のカイン・パンジャンkain panjang,タヒチ島のパレオpaléoなどがある。…

【ビルマ族】より

…調味料には,魚やエビ類を塩漬けにして発酵させた魚醬が使われる。衣類は,上半身がシャツあるいはその上から着る上着(エインジー),下半身は男女とも筒状の布(ロンジー)を着用する。正装のときには椀形の布製の帽子(ガウンバウン)をかぶるが,普通は帽子はかぶらない。…

※「ロンジー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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